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陳腐

注意:このブログは、読者不在を心掛けつつ、白石俊平個人の私的な文章を面白くなく綴るものです。
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「非」言語化の過程について想いを馳せてみる。身体化などとも呼ばれる、いわゆる「身につく」「血肉になる」という過程のことだ。ある概念を獲得した当初は、目新しさや知識を獲得した嬉しさもあって、しょっちゅう口にする。ぼくのようなお調子者は特にそうだ。だがそのうち、口に出さなくなってくる。自分の中で「当たり前」になってくるからだ。改めて口にするまでもない、という感覚が芽生えてくる。例えばぼくは「人生は一度きりだから、やりたいことをやったほうがいい」というようなことを一時期よく言っていた。しかし今は、ほとんど言うことはない。あまりに当たり前で、改めて言葉にすると陳腐に思えて、口にするのが気恥ずかしいような気さえするのだ。この状態が長く続くと、いずれ忘却する。その後待っているのは、一度得た教訓をも忘れた状態か、それとも、教訓が身体化した状態か、だ。もちろん、自分にとって価値のある教訓だったなら、身体化することが望ましい。そのためには、教訓に基づいた実践を繰り返すしかない。