注意:このブログは、読者不在を心掛けつつ、白石俊平個人の私的な文章を面白くなく綴るものです。
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教えることに関心がある人とない人がいる。
ちなみにぼくはない方だ。教えるという行為が楽しくないわけではない。ただ、人に教えている時間があったら、もっと自分をどうにかしたいのだ。学んでも学んでも、そこらへんの石ころと同じくらい世間に暗い。本当にそうかはどうでもいい。そう思っていたいのだ。だからぼくは、一生涯人にものを教えることはあるまい。教え始めたとしたら、「人に物をおしえるような何者か」に自分がなったと思い上がってしまったときだろう。
最近関わっているアーティストも、教えることには一切関心がない。アーティストとはそういうものかも知れぬ。アーティストは独りよがりでなくてはならぬ。自分だけの表現を突き詰めなければならぬ。自分と似たものを作る人を増やすことも、自分を高めたり創作したりする時間を削ることも、一切関心がない。当然だ。
生涯未熟な者、もしくは未熟であり続けんとする者は、人に物を教えることはできぬのだ。
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