注意:このブログは、読者不在を心掛けつつ、白石俊平個人の私的な文章を面白くなく綴るものです。
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価値判断とは、必然的にバイアスを伴うものだ。
だからぼくは、バイアスを排除したものの見方をしたかったがために、あらゆる価値観を投げ捨てたかったのだ。
しかし、そうも行かない。価値観という尺度がないと意思決定が行えない。
だから、生きていく上で最低限の価値観を、意識的に保持しておく。その価値観は相対的なものであり、一時的なものであるとの自覚を持ちながら。
これが、ぼくがここ数年言葉を尽くして考え、語り、実践してきたことの全てであった。
昨日の「ゆるふわ哲学コンパ」で、「価値判断」と「バイアス」という言葉が一つの議論の中で同時に出ていたことが、この文章の一行目の気づきにつながった。それによって、数年来の思考と実践が、シンプルな言葉に凝集した。
しかし、なぜこのシンプルな結論を得るのに長い年月を要してしまうのだろう?
常々感じてきたことだが、シンプルさというのは、ただ物事を削り落としていけば得られるものではない。そこには、飛躍が必要だ。そして飛躍する勇気も。そして、得られたシンプルさは何にも代えがたい価値を生む。
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