注意:このブログは、読者不在を心掛けつつ、白石俊平個人の私的な文章を面白くなく綴るものです。
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細胞が入れ替わる、という体験を一生のうちで何度かしている。
これはもちろんもののたとえで、自分の中で大きなパラダイムシフトが起きたときに、思考が根本から組み替えられていく様をそう言い表しているに過ぎない。
エンジニアだった自分が、ライターになったとき。社会起業家の道を選んだとき。その道に挫折したとき。コミュニティに一旦、自分の人生を捧げると決めたとき。コミュニティを卒業したとき。スタートアップ起業家を志し、テックフィードというサービスを作ると決めたとき。初めて事業計画書を仕上げたとき。最近だと、株主の目を意識して、組織づくりについて真剣に考えはじめたことで、また大きなパラダイムシフトを体験している。
こういう体験をするたびに、自分がいかに小さく凝り固まっていたかを知る。自分の思考を縛っているのは、いつもほんの些細なことなのだ。ほんの些細な無知や思い込み、こだわり。そんなものに縛られて、いつもいつも遠回りをしている。
細胞の入れ替わりの果てに、人間になれる日を夢見ながら、今日も狭っ苦しい思考の小部屋の中で、ぼくはみっともなく藻掻いているのです。
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