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2017

注意:このブログは、読者不在を心掛けつつ、白石俊平個人の私的な文章を面白くなく綴るものです。
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やはりというかなんというか、去年末に色々振り返って書こうと思っていたのに、そのまま年を越してしまった。
どうせなら軽く振り返ったり、今年の抱負を述べてみるとする。

去年は、TechFeed 開発の傍ら、いろんな企画ごとに取り組んだ。ざっと挙げてみるとこんな感じ。

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【運営中のプロダクト】
・TechFeed…エンジニア向けニュースアプリ&コミュニティ
・HTML5Experts.jp…Web技術者向けメディア&コミュニティ

【運営中コミュニティ】
・読書するエンジニアの会(2009年〜)…テーマ型読書会。もう110回もやっている…!
・やせ隊(2016年〜)…ほとんど活動休止中。ダイエットできてないから😫来年頑張る
・ゆるGEB (2017/4/27〜)…「ゲーデル、エッシャー、バッハ」という難読本をゆるく読むコミュニティ。月イチ開催
・なんでも鑑賞団 (2017/6/9〜)…お酒飲みながらみんなで映画見てダベるのが中心のコミュニティ。月イチ開催

【イベント企画・運営】
・1/17 Webの未来を語ろう メディア編…対談イベント&記事化
・1/18 Webの未来を語ろう コミュニティ編…対談イベント&記事化
・1/29 作田高志さん結婚式二次会…「作田全開」がテーマ。面白かった。
・2/20 Webの未来を語ろう コンテンツ編…対談イベント&記事化
・3/31 3月お誕生日会…3月生まれを集めて飲み会。
・4/4 Web Components時代のCSS設計…対談イベント&記事化
・4/17 TechPub#2 コンセプトメイキングワークショップ…コンセプトメイキングをテーマに初のワークショップ
・4/21 懐テク#0…対談イベント&記事化
・4/27 Mastodonを支える技術…対談イベント&記事化
・5/20,21 ONA Japanハッカソン…メディア各社集めての大ハッカソン大会。世界大会予選という位置づけ。
・5/22 Hello Again#1…一度会ったきりとかご無沙汰な方を集めての飲み会。個人的に超気に入ってる企画
・8/3 TechFeed Meetup…TechFeedのユーザー集めてのミートアップ初開催。あえての小規模。
・8/22 東京読書サミット#2…池袋ジュンク堂さんとのタイアップイベント。
・10/31 ともよフェス…某女子の送別会
・11/17 辛い飲み会…「からい」飲み会のつもりだったけど割と「つらい」飲み会
・12/5 Hello Again#2…2回目
・12/25 宇宙飲み…「宇宙を肴に酒を飲む」ってテーマで、宇宙好きな人集めてのミートアップ

【イベント登壇】
・1/27 ヌーラボさんでLT登壇…コンセプトメイキングがテーマ
・4/12 CMCミートアップ登壇…コミュニティ運営しくじり話がテーマ
・6/17 ng japan登壇…Angularについて
・7/20 TERATAILさんのイベント登壇…大喜利のMCやった
・7/25 日本UNIXユーザー会…コミュニティ運営者同士の対談
・7/28 デブサミ登壇…コンセプトメイキングがテーマ
・9/16 CodeIQ感謝祭登壇…プログラミング言語について
・9/24 HTML5 Conference…コンセプトメイキングでプレゼン、スポンサーLT司会など
・10/20 デジタルアーティストミートアップ#4…コンセプトメイキングがテーマ

【その他】
・9/24 HTML5 Conferenceではスポンサー営業をお手伝い。成果は及第点。任天堂さん集められたのは嬉しかった
・10/22 技術書展にて「ゲーデル・エッシャー・バッハの薄い本」という同人誌を企画・出版。開始1時間ちょいで売り切れ
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ほとんどが自分の趣味をそのまま企画に落とし込んだだけ。集客の悩みとかを抱え込まないようにイベントもコミュニティも小規模前提。企画を考えるための柔軟な脳みそや、集客の文面を紡ぐ感覚を忘れないために素振りをしていたような感覚がある。

今年はおそらく、こうした趣味の企画を行うことは減るだろう。TechFeedに集中すべき時が来ている。また、機械学習や仮想通貨など、重要なトレンドに乗れていないのを取り返すため、多くのことを学ばなくてはならない。

ただ、昨年「なんでも鑑賞団」や「ゆるげぶ」と言った場を作ったことで、TechFeed に集中したとしても、多少の精神的余白というか、文化的なものとの接点を保っていられるのは嬉しい。

若い頃は、ほかの全てを捨てて集中するのが美徳と考えていたが、この歳でそこまで余裕がないのも考えものというか、魅力に欠けるように思えるというか。昨年はそうした場や繋がりを作れたのが一番の成果である。いわば文化的なセーフティネット。人間味を失くさずに集中する。それが今年の目標だ。

このブログの人気の投稿

ゆるGEB(げぶ)という読書会を開催しました

昨日、通称「ゆるげぶ」こと「【ゆるふわ】ゲーデル・エッシャー・バッハ読書会」という会を催してきた。

その名の通り、ゲーデル、エッシャー、バッハ―あるいは不思議の環という本をみんなで読む会である。株式会社コパイロツトさんに場所をお借りして、男性3名、女性5名という男女比での開催となった。なんの気負いも打算もなく、純粋に(知的)好奇心だけで行動できる人が女性には多い。これって実はすごいことだと思う。

そして、「ゆるく読もう」をテーマに集まり、参加者みなそれを心がけていたはずなのに、結局のところ3時間超、自己紹介の時間を除いても2時間程度、みながみな必死に思考の限りを尽くす時間となった。

まだ序論しか読んでいない状態なので、「この本はどんな本(だった)か」を語れる立場にない。しかしそれでも言えることは、とにかく難物である。文章そのものは平易で、表現もストレート。難しい専門用語もほとんど使わない。なのに、難しい。とにかく次々に「知性で乗り越えねばならない壁」を眼前に突きつけられるような感覚を抱かされる本である。

だからこそ、乗り越えた時は喜びもひとしおである。昨晩は、「数論の命題を数で表すことができれば、数論の命題が数論の命題についての命題であり得ることを見抜いた」という文章(P.33)について、参加者が次々に説明にトライしては玉砕していたり、集合についての問題(P.37)についてみんなで数十分頭を悩ませたり…と、これまでの人生であまり出会ったことのない体験に遭遇できた。いろんなイベントを企画してそれなりの体験をしてきた身としては、こういう新感覚に出会うことは望外の喜びである。そうか、人間は難しいことに悩むという体験も、共有することでエンターテイメントに昇華できるのだな、と。

個人的な理解はまだまだ追いついていない状態だが、これからの展開に対する予感も含めて現時点での感想を書くと、「『(論理的に)考える』とは何なのか」について語っている本なのだろうと感じている。

アキレスが亀に追いつけない」という逸話で有名なゼノンのパラドックスや、「クレタ人はみな嘘つきである」で有名なエピメニデスのパラドックス、そして先ほどの集合はラッセルのパラドックスから着想した問題らしいが、現実世界では問題にならないことが、思考で捉えようとすると、論理として成立せず、真とも偽とも言えない状態が…

符号

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物事は重なるものである。

仕事や個人的なイベントのラッシュをくぐり抜け、なんとか平穏な精神生活を取り戻してから1週間。

長らく溜まっていたタスクたちを全て消化したその日。

会社の将来を占う、極めて重要な通達がなされた。

決していいニュースではない。ただ、「会社ごっこ」をやめ、本気で経営に取り組まねばならないという危機感をもたらしてくれるという意味では、決して悪い話ではない。

ぼくの人生のフェーズが変わる。それを象徴するかのような1日を終え、決定的なシーンを何度も反芻し、胸を締め付けられるような切なさと感謝を感じながら、挑戦者の気持ちを胸新たに、多少の高ぶりを感じている。悪くはない。

こうした物事の重なりはただの偶然と知りつつも、そこに意味を見出そうとするのは愚かだと知りつつも、戯れに「運命」などを感じてみる。そのほうが面白いがゆえに。

両端

注意:このブログは、読者不在を心掛けつつ、白石俊平個人の私的な文章を面白くなく綴るものです。
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根源を求める、という思考様式を繰り返してきた。

なぜ?を繰り返して根源にたどり着く。
問題を分解し、少数(できれば一つ)の要素にたどり着く。

別にこういう思考様式が悪いとは思わない。こういう思考様式を繰り返してきたからこそ、得られるものもある。「詳細まで知り尽くす」事によってしか得られないものは、あるものだ。
物理運動を語るとか、システムの動きを語るとか。内部を語り、モノを自在に操るには、どうしても細部に向かう思考が必要となる。

ただ、現在事業づくりをしていて、こうした思考様式が全く通じない世界があるとわかった。投資家は、哲学を求めない。原因を求めない。まず「どう儲かるのか?」が説明できないと、全く話にならない。

いつもの癖で、ぼくが抱えるこうした問題の根源をやはり求めてみる。思うに、根源を求める思考と、ビジネス的なマインドの間には、大きく分けて2つの隔たりがある。

一つは、根源を求める活動は静的であることだ。根源にたどり着いたと思ったところで、そこには運動がない。対して、ビジネスは非常にダイナミックだ。時間の経過で状況はどんどん変化する。

もう一つは、根源を求めたところで、その根源となる部分の寄せ集めで全体を語ることができないということだ。これはシンプルに全体論の議論と重なる。部分を足し合わせても全体にはならない。

そして更にこれはレベルがある。低レベルの詳細は、それより上のレベルからは隠蔽されているし、そうあるべきだ。分子運動を研究する研究者は、原子核の詳細を知る必要はない。心理学を研究する研究者は、脳細胞の詳細を知る必要はない。そして、経営をするものは製品の詳細を知る必要はないし、投資を行うものは企業活動の詳細を知る必要はないのだ。

そんなことはない、という反論もあろう。低レベルの詳細を知っておくに越したことはない、と。その反論に対し、実際の現象を引き合いに出さずに再反論することは難しい。天候現象を知るために、クオークの理論を知る必要があるだろうか?と。ただ、これは経験したことがない人に心の底から納得してもらうのは極めて難しいように思える。

今苦しんでいることは、上の2つ、ダイナミズムへの無理解と、全体論的な現象に集約されていると言っていい。

ぼくは、時系…