2016年10月12日水曜日

注意:このブログは、読者不在を心掛けつつ、白石俊平個人の私的な文章を面白くなく綴るものです。 
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変な人やものが好きである。正確に言えば、ここ一、二年で好きになった。

ここ一、二年の私の内的な努力は、すべて内なる価値観の破壊であったと言っても過言ではない。無矛盾の美しさを追い求めていた自分から、矛盾を内包することによって生まれる複雑な模様を好む自分への生まれ変わりを欲した。そのために、「良い」「悪い」という感覚を抱くたびに、その感覚を自ら否定し続けた。善悪の基準を持つことは、「良い」ものを目指す志向へとつながり、最後は無矛盾と完全性を求めることに繋がる。そうならないために、私は積極的に矛盾を好んだ。自分と真逆の思考を喜んだ。世界が自分の思う通りではないことを発見するたびにゾクゾクとするような楽しさを感じた。

その挙句が、変なもの好きである。変な人が好きだ。予想だにしない受け答えをしてくれる人と話すのは楽しくてならない。もちろんそういう人は常識もなかったりするから、裏切られることも腹の立つこともあるが、そもそもそんな感情を人に呼び起こされることも珍しい体験なので、面白い。一旦はその「変さ」に辟易して親しい人に愚痴ったりしてしまうこともある。だが、ほとぼりが冷めてみると、そういう変な人がまたも恋しくてたまらなくなるのだ。

そして私は、そういう人たちのユニークネスに比べて自分の平凡さを嘆くのだ。

やれやれ、妙な事になった。この人生、どこに向かうのか。ただ、今が楽しいことだけは間違いない。