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IoC

注意:このブログは、読者不在を心掛けつつ、白石俊平個人の私的な文章を面白くなく綴るものです。
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昨今、有名人の覚せい剤使用が大きな話題になっているが、それを見て、「ぼくは麻薬の売人を肯定できるか?」という思考実験をしていた。

あらゆる価値観を肯定したいと望み、いろんな思考実験をして来た。そのおかげで、以前は許せなかった様々なものを許せるようになってきた。不道徳なことや、自己中心的なことも。だが、麻薬の売人を肯定するのには相当な心理的ハードルがある。

だが、あらゆる価値観を相対化し、そこには善も悪もないという立場を徹底するならば、例え麻薬の売人と言えども肯定出来なくてはおかしい。それは頭では分かっているのだが、どうしても肯定できない、「したくない」自分がいる。この現象について考えていたのだった。

そこで気付いたのは、「肯定したくないならしなければいい」という事である。当たり前の事のようだが、これはぼくにとって大きな発見であった。

なるほど世界に絶対的な善悪などない。例え道徳や法がそれを禁じていたとしても、それが悪である根拠は、突き詰めれば存在しない。

その事実に自分の内面も合わせなくてはならぬと、この世のあらゆる現象を肯定しなくてはと思っていた。そういう人間にならなくてはと思っていた。

だがそれは、自分の中にあるあらゆる価値観や道徳のたがを外す事であり、自身のモラルハザードを引き起こす結果に繋がる。今までの自分には、それは不可避の現象であり、道徳を含む様々な不自由から逃れるためのトレードオフなのだと思っていた。

しかし、そうではない。自分が、そうしたルールを気に入れば、それらを「守る」ことを選んでも良いのだ。麻薬を売るという行為が好きでないなら、人間を破壊するドラッグがなくなればいいと思うのなら、そのルールを支持すればいい。

この文章のタイトルである「IoC(Inversion of Control)」とは、プログラミングアーキテクチャの用語で、「制御の反転」を意味する。今回ぼくが発見したことはこれだ。絶対的に守らねばならないルールや価値観など、ない。しかし、ルールや価値観は、確かに世の中に存在はする。ぼくはただ、自らが望むように、そうしたルールを「使って」行けばいい。

ルールを、守りたいから守る。守りたくないルールは、守らない。ルールを守らねばならない根拠を、外に求めない。これが、「ルールを守らねばならないルールはあるか?」という問いが引き起こす無限退行を押しとどめる唯一の道だ。自分がそうしたいから、ルールを守る。もしくは破る。

これにより、「由なきこと」に思えていた世の中のルール全てが、「由」(根拠)を持つようになる。その根拠とは、自分である。由は我にあり。これが「自由」という言葉の意味するところである、と今は思うことにしよう。

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ゆるGEB(げぶ)という読書会を開催しました

昨日、通称「ゆるげぶ」こと「【ゆるふわ】ゲーデル・エッシャー・バッハ読書会」という会を催してきた。

その名の通り、ゲーデル、エッシャー、バッハ―あるいは不思議の環という本をみんなで読む会である。株式会社コパイロツトさんに場所をお借りして、男性3名、女性5名という男女比での開催となった。なんの気負いも打算もなく、純粋に(知的)好奇心だけで行動できる人が女性には多い。これって実はすごいことだと思う。

そして、「ゆるく読もう」をテーマに集まり、参加者みなそれを心がけていたはずなのに、結局のところ3時間超、自己紹介の時間を除いても2時間程度、みながみな必死に思考の限りを尽くす時間となった。

まだ序論しか読んでいない状態なので、「この本はどんな本(だった)か」を語れる立場にない。しかしそれでも言えることは、とにかく難物である。文章そのものは平易で、表現もストレート。難しい専門用語もほとんど使わない。なのに、難しい。とにかく次々に「知性で乗り越えねばならない壁」を眼前に突きつけられるような感覚を抱かされる本である。

だからこそ、乗り越えた時は喜びもひとしおである。昨晩は、「数論の命題を数で表すことができれば、数論の命題が数論の命題についての命題であり得ることを見抜いた」という文章(P.33)について、参加者が次々に説明にトライしては玉砕していたり、集合についての問題(P.37)についてみんなで数十分頭を悩ませたり…と、これまでの人生であまり出会ったことのない体験に遭遇できた。いろんなイベントを企画してそれなりの体験をしてきた身としては、こういう新感覚に出会うことは望外の喜びである。そうか、人間は難しいことに悩むという体験も、共有することでエンターテイメントに昇華できるのだな、と。

個人的な理解はまだまだ追いついていない状態だが、これからの展開に対する予感も含めて現時点での感想を書くと、「『(論理的に)考える』とは何なのか」について語っている本なのだろうと感じている。

アキレスが亀に追いつけない」という逸話で有名なゼノンのパラドックスや、「クレタ人はみな嘘つきである」で有名なエピメニデスのパラドックス、そして先ほどの集合はラッセルのパラドックスから着想した問題らしいが、現実世界では問題にならないことが、思考で捉えようとすると、論理として成立せず、真とも偽とも言えない状態が…

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物事は重なるものである。

仕事や個人的なイベントのラッシュをくぐり抜け、なんとか平穏な精神生活を取り戻してから1週間。

長らく溜まっていたタスクたちを全て消化したその日。

会社の将来を占う、極めて重要な通達がなされた。

決していいニュースではない。ただ、「会社ごっこ」をやめ、本気で経営に取り組まねばならないという危機感をもたらしてくれるという意味では、決して悪い話ではない。

ぼくの人生のフェーズが変わる。それを象徴するかのような1日を終え、決定的なシーンを何度も反芻し、胸を締め付けられるような切なさと感謝を感じながら、挑戦者の気持ちを胸新たに、多少の高ぶりを感じている。悪くはない。

こうした物事の重なりはただの偶然と知りつつも、そこに意味を見出そうとするのは愚かだと知りつつも、戯れに「運命」などを感じてみる。そのほうが面白いがゆえに。

2017

注意:このブログは、読者不在を心掛けつつ、白石俊平個人の私的な文章を面白くなく綴るものです。
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やはりというかなんというか、去年末に色々振り返って書こうと思っていたのに、そのまま年を越してしまった。
どうせなら軽く振り返ったり、今年の抱負を述べてみるとする。

去年は、TechFeed 開発の傍ら、いろんな企画ごとに取り組んだ。ざっと挙げてみるとこんな感じ。

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【運営中のプロダクト】
・TechFeed…エンジニア向けニュースアプリ&コミュニティ
・HTML5Experts.jp…Web技術者向けメディア&コミュニティ

【運営中コミュニティ】
・読書するエンジニアの会(2009年〜)…テーマ型読書会。もう110回もやっている…!
・やせ隊(2016年〜)…ほとんど活動休止中。ダイエットできてないから😫来年頑張る
・ゆるGEB (2017/4/27〜)…「ゲーデル、エッシャー、バッハ」という難読本をゆるく読むコミュニティ。月イチ開催
・なんでも鑑賞団 (2017/6/9〜)…お酒飲みながらみんなで映画見てダベるのが中心のコミュニティ。月イチ開催

【イベント企画・運営】
・1/17 Webの未来を語ろう メディア編…対談イベント&記事化
・1/18 Webの未来を語ろう コミュニティ編…対談イベント&記事化
・1/29 作田高志さん結婚式二次会…「作田全開」がテーマ。面白かった。
・2/20 Webの未来を語ろう コンテンツ編…対談イベント&記事化
・3/31 3月お誕生日会…3月生まれを集めて飲み会。
・4/4 Web Components時代のCSS設計…対談イベント&記事化
・4/17 TechPub#2 コンセプトメイキングワークショップ…コンセプトメイキングをテーマに初のワークショップ
・4/21 懐テク#0…対談イベント&記事化
・4/27 Mastodonを支える技術…対談イベント&記事化
・5/20,21 ONA Japanハッカソン…メディア各社集めての大ハッカソン大会。世界大会予選という位置づけ。
・5/22 Hello Again#1…一度会ったきりとかご無沙汰な方を集めての飲み会。個人的に超気に入ってる企画
・8/3 TechFeed Meetup…TechFeedのユーザー集めてのミートアップ初開催。あえての小規模。
・8/2…