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メモ 2015/09/14 残滓

注意:このブログは、読者不在を心掛けつつ、白石俊平個人の私的な文章を面白くなく綴るものです。 
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私は考える。考えた先に、何かを期待しているわけでもなく。考えているこの時間に、何かの価値を見出しているわけでもなく。

ではなぜ考える?最近思うのは、考えを止めるために考えているのだ。

何の業を背負ってしまったのか、世の中の何事につけても、何事かを思い、価値を測らざるを得ぬ。

エンブレム騒動に関してはくだらないと、原発については反対だと、安保法制についてはけしからんと、安保反対デモについてはまあ頑張れと、自分の周りの由無し事についてあれが正しい、これが間違いだと。

それらが全て他人や本からの受け売りだったり、単なる好き嫌いだったり、無知ゆえの突拍子もない類推だったり、バイアスだったり、思い込みだったり、と分かってはいる。それらのノイズ、つまりは自分の思考そのものがノイズなわけだが、それらを全部廃して、世界をありのままに眺めたいと思うのに、なかなかそうもいかぬ。自動化された心の働きが勝手に働いて、何事かを思わされてしまう。

しょうがないので、更に、その自分を否認する。「お前はそう考えているかもしれないが、それはお前の無知や思い込みの賜物だ」と。時には、自分の好みに反する意見を支持してみたりもする。
そうして、頭がごちゃごちゃとして思考がはっきりと形を成さなくなったところで、思考は終了する。こうしたエポケーのあとに残るのは、何も語れなくなっている自分と、主観の残滓だ。

こんなことを繰り返して、その先に何があるのだろう。無色透明な自分だろうか。それは、何にも無関心ということか。自分の力の及ばぬところには価値判断を伴わぬ関心を抱きつつ、自分の力の及ぶところにのみ集中できるような自分になれると良いのだが。今はまだ途上も途上、ともすれば無関心、ともすれば無益な思い込みを繰り返す日々である。

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